YOUSUKE KUJIRAI
鯨井 陽佑
東京支社
業務用販売部
業務用第一グループ
2014年入社
総合政策学部政策科学科卒業
支社における業務用販売部の営業先は、業務用食材の卸売会社や外食企業、総菜を販売しているスーパーマーケット、食品加工メーカーなど多岐に渡っています。また、扱う油脂もフライ油、調味油、オリーブオイル、ごま油などさまざまあり、仕事内容はけっして単純ではありません。値段交渉だけをしているわけではないのです。
たとえば、最近であれば、花椒油による新しいメニューの提案を行いながら、需要の開拓を進めています。J-オイルミルズが開発したこの製品は、花椒特有のさわやかな香りとほどよい刺激を粉末のスパイスより長く保てますし、調味油として製品化したことで調理も容易にしました。このため、中華料理店だけでなく、より広く外食店で利用してもらえます。
私の担当しているお客様でいえば、居酒屋チェーンではかなり高い関心を持っていただけましたね。花椒油を加えれば、麻婆豆腐や担々麺、回鍋肉などがあっという間に本格的な味わいに変わるのですから、メニュー開発の決め手になりえるのです。
今、拡販にもっとも力を入れているのが、機能性フライ油の「長調得徳®」シリーズです。一般的なフライ油に比べると単価は高くなるものの、劣化を抑えるJ-オイルミルズの独自技術によって長持ちしますから、うまく使えばトータルコストを下げることができるのです。
もちろん、「この油は長く使えます」と決まり文句を言っているだけで商品が売れるほど甘い世界ではありません。その店でフライ油をどう扱っているのか、しっかり調べ、「長調得徳®」に変えた場合のメリットを具体的に説明しなければ相手の心は動かせないのです。さらに、このシリーズには白絞油、サラダ油、キャノーラ油の3種類がありますから、メニュー構成などに合わせた提案もしていく必要があります。
つまり、私たちは外食産業の懐に深く飛び込み、業務から経営に至るまでの課題についてお聞きして、最適な解決策をご提案、お互いにWin-Winの関係を築いていきます。油を使わない飲食店はありませんから、油脂の営業という仕事を通して、日本の食事情に広く関わっているといえるのです。
個人的にも食べることは好きなので、今の仕事には満足しています。特に、外食産業に携わる人々と、心を割っておつきあいできるのは楽しいですね。
あるお客様に「長調得徳®」シリーズへの切り替えを提案させていただいたとき、一度、テストしてもらったものの、思うような効果が出ず、「だめだね」と言われたことがありました。しかし私は、テストのやり方を見直せば、必ずいい結果になると信じていたので、その方法も含めて再提案を行ったのです。すると期待通りの効果が確認され、「長調得徳®」を採用してくれることになりました。
お客様との関係は、このように深いものであり、信頼関係がなければどんな商品も買ってはくれません。だからこそ、営業としてやりがいがあるのです。
これからは、今までの経験を活かして、より規模の大きい外食企業を担当していきたいですね。また、いずれは家庭用製品の営業や、事業部でマーケティングや商品開発に携わる仕事にも就いてみたいと思っています。
J-オイルミルズは自分の夢を堂々と語れる会社なので、いつも将来を見据えながら、成長していければいいですね。
小・中・高と野球部で内野手をしており、甲子園に行けるような実力校ではありませんでしたが、みんなで一緒にがんばるのが好きでした。今も草野球は続けており(なぜかピッチャー)、地元のリーグで春秋の大会に参加しているほか、甲子園だけでなく地方大会まで回るほどの高校野球ファンでもあります。
※掲載の内容は取材撮影当時のものです。