暗くて涼しいところに
油は光や熱を嫌います。直射日光や蛍光灯などの光を避け、暗くて涼しいところに保存しましょう。買い物帰りに、炎天下のクルマのなかに長時間放置したりするのも禁物です。冷蔵庫での保存は、油が凍る原因となりますのでおやめください。
きっちりフタを閉める
空気も油を傷める原因です。また、栓を閉め忘れると、虫が混入したり、水分が高くなったりすることがあります。開栓後はきっちりフタを閉めましょう。
揚げものに使用した油を保存するときは、次の点に注意してください
- 1. 調理後は鍋にそのままにしておかない
- 揚げものをしたあと、鍋の油をそのままにしておくのは禁物です。空気や光との接触が多く、酸化が促進されます。特に鉄製の鍋を使う場合には、注意が必要です。
- 2.使い終わったらきれいにこす
- 揚げ油が完全に冷える前に油こしでろ過し、冷ましたあと、保存容器に入れます。油こし紙を使うと、細かい揚げかすもきれいに取り除くことができます。このとき、火傷には十分注意してください。汚れが少ない場合は、揚げかすが沈んだあと、上澄みだけを保存容器に移し替えてもかまいません。
- 3. 密封し、早めに使用する
- 保存容器は光をさえぎり、密封できるものを使って、暗くて涼しい場所に保存します。一度でも使った油は未使用の油に比べて傷みやすいので、なるべく早めに使い切るようにしましょう。