
INTERVIEW
食品製造のリアルな課題に
近くで向き合い解決に導く
研究系製品開発
E. NUTAHARA
業務用油脂マーケティング部
商品開発グループ
2022年キャリア入社
入社の決め手
明確なゴールに向かい、
のびのび働く姿をイメージ
前職は化学メーカーで、バイオ素材の基礎研究に携わっていました。仕事自体はとても面白かったのですが、入社から4年をかけて取り組んだ研究が、なかなか上市までの道筋が見えないことにモヤモヤした感情を抱えていました。限りあるキャリアのなかで「自分が携わった製品やサービスが世の中で活かされている姿を見たい」という思いを実現するには、転職が一番の近道だと考え決意しました。
J-オイルミルズは転職活動で1社目に出会った会社でした。採用面接でどんな質問にも丁寧に答えていただき、立場の上の方でも気さくに接してくださるなど心理的な距離を感じなかったことが好印象でした。
希望する商品開発の仕事ができること、ジョブローテーションを含めてキャリアパスがしっかりと整っていることから、入社後に自分がのびのびと働く姿をイメージでき、ここで働きたいと決めました。

仕事の醍醐味
ラボ内に閉じない開発に、
新鮮な面白さを実感
現在は業務用油脂の商品開発グループに所属しています。担当する開発テーマは油脂そのものではなく、フライ油の適切な交換時期の見定めを支援するソリューション製品です。
揚げ物を大量に調理する外食や食品製造の現場では、油の廃棄を色味や臭いなど人の主観で判断しているケースが多く、まだ使える油を早めに廃棄していたり、逆に劣化が進んだ油を使い続けてしまうこともあります。こうした油の管理の課題を解決し、油を美味しく、無駄なく使ってもらえるような製品を開発しています。
開発の難しさは、油の使用頻度や揚げ種の種類、店舗やご担当者様による管理・運用がさまざまなので、複合的な条件が試験に影響することです。自社のラボ内だけでなくお客様と一緒に実際の店舗で試験をする機会も多いのですが、お客様の使用実態を考慮して仮説・検証し、試験の条件や方法を自分なりにカスタマイズしていく開発の過程に面白さを感じています。
不確定な要素が多い環境での研究開発は初めての経験だったので不慣れな面もありました。ですが、ラボに籠り切りではなくお客様のリアルな声に触れるなかで思いもよらないアイデアを得ることもあり、日々新鮮な気持ちで仕事に向き合っています。

ある1日のスケジュール
- 9:00
- 勤務開始/メールチェック
- 10:00
- 試験の進捗確認、文献調査
- 11:00
- 試験担当者との打ち合わせ
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- テーマ全体の進捗共有ミーティング
- 15:00
- 報告書作成
- 17:00
- スケジュール調整、試験準備
- 18:00
- 勤務終了
キャリアの展望
ライフステージが変わっても、継続したキャリアを築ける安心感
転職の動機だった、「商品に近いところで研究開発をする」という希望は叶えられていると感じています。現在のプロジェクトを成功させて、社会で役立つ場面を早く実感してみたいです。
J-オイルミルズは選考で感じた通りに穏やかで優しい人ばかりで、何でも気軽に聞ける雰囲気です。驚いたのは、フラットに情報共有し、属人化しない働き方が定着していること。そんな社風のお陰で、入社から短期間で担当プロジェクトの背景や方向性を理解でき、すぐに馴染んでいくことができました。
また、所属がマーケティング部なので、マーケティングや統計の基礎知識からeラーニングや社内研修を活用して習得に努めています。キャリア形成についても制度が整っているので、将来の可能性がさまざまに広がっているのが楽しみです。
同じチームには家庭と仕事を両立している女性社員も多く、出産や育児などでライフステージが変わっても長く働き続けていける環境が整っているのが嬉しいです。

オフの過ごし方

休日はドラマを一気見して1日家で過ごすこともあれば、食事などに出かけて過ごすことも多いです。上司を含めた職場の全員がスーパーフレックス制度や有給休暇を活用しているのを間近で見ているので、気兼ねなく有給休暇を取得でき、ワークライフバランスを取りながら楽しく仕事ができています。
※掲載内容は取材撮影当時のものです。