畜肉・水産資源の保持
概要
世界の人口増加による食糧需要の増加により、食糧の安定供給の必要性が高まる一方、とくに畜産分野のサプライチェーンにおける環境負荷の増大や温室効果ガス排出に起因した水産資源環境への影響が問題となっています。
当社は、飼料原料であるミールや、環境負荷の低減につながるPBF、テクスチャー素材(スターチ)と当社独自の技術の組み合わせによる水練り品の増量および食感改良等、社会課題の解決に資する製品の開発、提供に注力し、畜肉・水産資源の保持に貢献していきます。
取り組み
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プラントベースフード(PBF)
当社はテクスチャー素材(スターチ)やフレーバーオイル「JOYL PRO®」(ジェイオイル プロ)、植物性タンパク素材を含めた当社製品の組み合わせにより、植物性たんぱくだけでは成し得ないジューシー感や肉粒感の付与や異風味のマスキングを可能にいたしました。徹底的に「おいしさ」にこだわったプラントベースミート(PBミート)を外食、中食のお客様へご提案し、高いご評価をいただいています。
社会的に関心が高まっているプラントベースフードの拡大により「おいしさ」にこだわりながら、「健康」や「環境負荷の低減(低負荷)」の実現に向けてアプローチしていきます。 -
原料素材としてのミールの活用
搾油処理後の搾り粕(ミール)は、貴重な原料素材として広く活用されています。大豆ミールは良質なたんぱく質源として配合飼料や醤油の醸造用原料に使用され、菜種ミールは有機肥料や配合飼料の原料などに使用されています。当社は、配合飼料として使用されるミールを安定的に供給することにより、畜産業の生産を支え、畜肉資源の保持に貢献します。
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水産練り製品の食感改良と離水抑制
業務用スターチ製品「アクトボディー®KT-10」は、高い吸水力と離水抑制効果により、水産練り製品(すり身)の食感を損うことなくすり身代替として増量を行うことができます。コスト削減が可能となるだけでなく、本製品の生産・販売を行うことで海洋資源の減少や枯渇に対応し、フードロスの削減にも貢献していきます。