J-オイルミルズのマテリアリティ (大切にしたいこと)
概要
企業活動が社会に及ぼす影響が大きくなる中、環境・社会・ガバナンス(ESG)に配慮した事業運営が求められ、ESGは企業価値の評価指標の一つとして重視されています。J-オイルミルズは、ESGの取り組みを、事業活動の基盤であり、競争力を左右する重要な要素と捉え、事業と一体となったESG経営を推進しています。社会の課題が複雑化する中、国際社会の動向を踏まえ、企業理念の実現、さらにはSDGs*の課題解決に向け、自社が優先的に取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を特定しました。
*持続可能な開発目標(SDGs)
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。(外務省HPから)
J-オイルミルズのマテリアリティは、優先して取り組むべき重要課題として、「あぶらと食の多様な価値を創造」「社会と地球への貢献」「個性を高め合い成長し合う組織づくり」、それらの基盤となる「経営基盤強化」の4領域を定め、その具体的活動項目として、各領域に分類される16項目の課題から構成されています。

あぶらと食の多様な価値を創造
多様化する社会課題や顧客のニーズに応えるため、高い技術力、提案力、現場力により「あぶら」を究め、その可能性を引き出し、「あぶら」を通じた多様な価値を創造しています。油脂・スターチを中心とする素材、食材、厨房機器・IT技術などを掛け合わせたトータルソリューションにより、おいしさ(風味、食感、フレーバー等)の向上とその持続、調理性の向上、フードロス削減、食資源の確保と安定供給、安全で健康な食生活の創造、人手不足や職場環境の改善等、様々な価値を生み出していきます。
食の安心・安全 |
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顧客満足の追求 |
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社会課題の解決に貢献する商品の提供・開発 |
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おいしさと健康の創造 |
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社会と地球への貢献
バリューチェーン全体において地球環境の負荷を減らし、気候変動に対応しうる、持続可能なビジネスモデルを追求しています。天然資源を原料に使用する企業として、「環境方針」や「サステナブル調達方針・調達基準」に基づき、サプライチェーン全体を通じて、持続可能な原料や資材の調達を推進しているほか、生産拠点での廃棄物の再資源化とCO2排出量の削減、「容器包装に関する指針」に基づくプラスチック容器の軽量化、マテリアルリサイクル容器包装の採用などを推進しています。実施にあたっては、サプライヤー(お取引先)や地域社会、NGO/NPO等とのパートナーシップも重視しています。
気候変動の緩和と適応 |
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持続可能な資源利用 |
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サプライチェーンマネジメントの強化 |
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地域社会への貢献と協働 |
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ステークホルダーとのコミュニケーション強化 |
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個性を高め合い成長し合う組織づくり
当社は従業員を重要なステークホルダーと位置付け、多様な価値観や考え方を持った人財が能力を最大限に発揮できる組織作りと、イノベーションの創出に力を入れています。価値創造型への転換のため、トライ&エラー&トライの企業風土を醸成し、働き方改革、ダイバーシティ&インクルージョン、健康経営、人財育成のための各種制度の確立などを推進しています。
企業風土の変革 |
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健康経営の推進 |
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働き方改革の推進 |
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ダイバーシティ&インクルージョン |
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人財育成 |
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経営基盤強化
ステークホルダーから信頼を得られる誠実で透明性の高い経営基盤を構築するため、全社的な内部統制を充実させています。コーポレートガバナンスの強化、リスクマネジメントの強化とコンプライアンスの推進を柱とし、その実効性確保のための体制を整備しています。