温室効果ガス(GHG)削減
削減方針
原料の多くを天然資源に依存する企業として、地球温暖化や気候変動、原料の生産量や作柄へ影響する重要な課題として温室効果ガスの排出量削減に積極的に取り組んでいきます。
CO2中長期削減目標
J-オイルミルズは、2020年度までにCO2排出量を1990年度⽐で 45%削減という⽬標を掲げ、生産部門では⾃社でのエネ ルギー創出設備の設置、他社からの効率的なエネルギー
供給などの整備を進めることでエネルギー利⽤効率化を推進し、2020年度に45%以上の削減を達成しました。
2021年度に、2030年度までにCO2排出量を2013年度対比で50%削減(Scope1,2)という目標を新たに設定しました。同時に2050年度までに排出ゼロにするカーボンニュートラルを掲げ、一層の取り組みを進めていきます。また購入する原材料や商品の製造に関するCO2排出量など、サプライチェーン全体での削減も目指します(Scope3)。
当社は2022年度より、役員の個人別業績目標へESG指標を組み入れました。組み入れるESG指標の一つにCO2排出量削減などの気候変動対応を設定しています。役員報酬とESG指標を連動させたインセンティブの導入により、役員の気候変動対策への取り組み意識を強め、ESG経営を推進いたします。
また2023年4月より、インターナルカーボンプライシング(以下 ICP)制度を導入しました。今後もカーボンニュートラルにつながる動きを加速するとともに、地球温暖化や気候変動、原料の生産量や作柄へ影響する重要な課題として温室効果ガスの排出量削減に積極的に取り組んでいきます。
フロン類の管理
当社は、フロン類によるオゾン層破壊や地球温暖化への影響を認識し、2023年度までに特定フロン全廃を掲げ、ノンフロンまたは地球温暖化係数の低い設備への更新を計画的に進めています。「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(以下フロン排出抑制法)」に基づき、国内の工場および事業所が保有する冷凍機、エアコンなどのフロン含有機器の自主点検及び定期点検を実施し、漏洩防止するとともに、万一1,000t CO2以上の漏洩を生じた場合は、フロン排出抑制法に基づき報告を行います。