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プレスリリース

2022年1月31日
研究開発

日本企業で初めて国際オリーブ協会(IOC)の「オリーブオイル理化学type B認証」を取得しました~認証試験結果はエラースコア0(ゼロ)の最高成績~

株式会社 J-オイルミルズ(東京都中央区、代表取締役社長:八馬 史尚、以下 当社)のオリーブオイル理化学分析チームは、国際オリーブ協会(International Olive Council、以下 IOC)が認定する「オリーブオイル理化学type B認証(以下、type B認証)」を取得しました。認定期間は2021年12月1日から2022年11月30日までです。

当認証は、IOCが主催するオリーブオイル理化学認証試験を受験し、IOCが定める技能評価基準を満たした機関・団体に与えられます。当社のオリーブオイル理化学分析チームは、2018年12月に日本企業で初めて「オリーブオイル理化学type A認証(以下、type A認証)」を取得し、2019年、2020年も継続認定を受けました。そしてこのたび、type A認証よりさらに試験項目数が多い上位認証であるtype B認証を、日本企業で初めて取得しました。なお、今回のtype B認証試験で当社オリーブオイル理化学分析チームは、エラースコア0(ゼロ)の最高成績を収めています。

当社のオリーブオイル理化学分析チームは、定期的な訓練やモニタリングを受け、分析能力の維持・向上を図っています。さらに、その能力を国際水準に合わせるため、今回認証を取得したIOCのオリーブオイル理化学認証試験を毎年受験しています。

当社では、おいしいオリーブオイルを日本の食卓にお届けするため、オリーブオイルの「鮮度」にこだわり続けてまいりました。理化学分析の中でも、当社がオリーブオイルの「鮮度」を計る基準と考え、IOCの理化学認証の検査項目にも含まれる「酸度」については、特に重要な検査項目のひとつと認識しています。現在JOYLlogo.pngajinomoto.pngオリーブオイル エクストラバージン」の原料のオリーブオイルは、IOCが定める国際基準より厳しい独自基準を設け、酸度0.3%以下のものだけを厳選してスペインから輸入しています。当社は今後も、理化学分析、そして専門のパネルによる官能評価を通じて、「鮮度」向上の取り組みを進めてまいります。

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画像:当社のオリーブオイル理化学分析風景

IOC主催 オリーブオイル理化学認証試験 試験項目、試験方法、認証期間(Type A認証/type B認証)

Type A

Type B

試験項目
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

酸度
過酸化物価
UV(K270,K232,ΔK)
水分
夾雑物
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

酸度
過酸化物価
UV(K270,K232,ΔK)
水分
夾雑物
エチルエステル
ワックス
脂肪酸組成(16種)
ステロール
アリファティックアルコール
トランス脂肪酸
ΔECN42
トリグリセライドと脂肪酸のコヒーレンス(一貫性)
スティグマスタジエン
2-グリセリル モノパルミチン酸
ポリフェノール
エリスロジオール+ウバオール
トコフェロール
不けん化物

試験方法

書類審査+分析テスト

認証期間

1年間(12月1日~翌年11月30日)

type B認証を取得した当社のオリーブオイル理化学分析チームは、オリーブオイルの酸度や過酸化物価といった基本項目(type A項目)に加え、オリーブオイルの純粋性を分析する能力があることをIOCに認められています。
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<本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先>
株式会社J-オイルミルズ コーポレートコミュニケーション部 広報・IRグループ
TEL:03-5148-7103 E-mail:pr@j-oil.com

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