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容器・包装

J-オイルミルズでは「環境対応」と「ユーザビリティ・使い勝手」をキーワードに、容器・包装の開発に取り組んでいます。

商品開発と連動し、お客さまの使い勝手やお困り事へお応えするとともに、地球環境にも配慮した容器開発を心がけています。

また、廃プラスチック問題が深刻化する現状を踏まえ、2019年より社内横断組織としてパッケージング委員会を立ち上げるとともに、「容器包装に関する指針」を制定いたしました。

私たちはこれからも、全社が連携し、社会課題に対応する容器・包装の開発を強化いたします。

全社横断で容器・包装を開発

包材調達部門、包装技術部門を軸に、研究開発部門、品質保証部門(お客さま相談室)、事業部門、生産・物流部門など、全社横断的に組織された「パッケージング分科会」が「容器包装に関する指針」を策定しています。

同分科会の提案から「スマートグリーンパック(地球環境と使用性に配慮した、J-オイルミルズの紙パックシリーズ)」の開発がスタートしました。食用油に特化して開発したJ-オイルミルズオリジナルの紙パックです。

従来の紙パック用キャップでは油だれしやすい形状でしたが、当社独自形状に加工することで少量でも油だれしにくく、注ぎやすいキャップを開発。さらに、大量向けと少量向けのダブル(W)構造のキャップとすることで用途に応じて注ぐ量を選ぶことができます。

紙パックの側面に独自形状のエンボス加工を設け滑りにくくし、注ぎやすさも考慮しました。また、酸素バリア性に優れた無機蒸着フィルムをラミネートすることで、紙の遮光性と併せて油の酸化を防ぎ、賞味期間延長を実現しています。

従来のプラスチック容器と比較すると、プラスチック使用量とCO₂排出を削減(※)すると共に、主原料となる木材が、適正に管理された森林で伐採し、輸送、加工されていると認証された紙を採用する等、環境に配慮した容器設計に取り組みました。
(※)従来の同容量帯プラスチック容器と比較し、プラスチック使用量を60%以上、紙パック中身油1kgにおけるCO₂(容器の製造から廃棄に至る過程における二酸化炭素の排出量))を26%以上削減(当社計算)

味の素グループ各社との連携

容器包装材料においては味の素社と共同調達を行っており、味の素グループと連携した新規提案の受付・検討、サプライヤー様との共同開発を行っています。

味の素グループとして集約し大きな取り組みとすることで、サプライヤー様と共により迅速に課題解決に向け取り組んでいます。

開発目標

ECO

UD

環境対応

包材の改善・軽量化、廃棄時対応(減容化、分別)

ユーザビリティ 使い勝手

持ちやすい 注ぎやすい わかりやすい

安全衛生、品質確保を前提に、
容器包装に関わる環境負荷を
低減するための取り組みを行う。

できる限り多くの人が利用しやすい
商品(サービス)の提供を実現する。


2021年
ECO UD

スマートグリーンパック®シリーズ

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2021年8月に販売した「スマートグリーンパック®」シリーズは、油脂商品では珍しい紙パックを容器に採用し、包装機能と環境対応を追求しています。

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日本パッケージングコンテスト
食品包装部門賞
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第61回ジャパンパッケージングコンペティション
一般社団法人日本印刷産業連合会会長賞

※両賞共に2022年に受賞、パッケージは現行の画像です

液だれ防止機能付きダブルキャップ
(特許出願中、意匠登録済)

液だれ防止機能付きダブルキャップの画像

「スマートグリーンパック®」シリーズ独自の「液だれ防止機能キャップ」は、食用油向けの紙容器において課題であった口栓からの液だれに対し、口栓の注出部先端をカール形状にすることで、液だれしにくい構造を実現。また、用途に応じて注ぐ量を変えることができるダブルキャップに片手で開閉可能なヒンジ構造を付与したことで、さらなるユーザビリティの向上を実現しました。

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第47回木下賞
改善合理化部門
UD

SRP段ボール

品出し・陳列作業をされるお客様への負担軽減や商品陳列時における時間短縮を目的に、JOYLlogoajinomotoさらさら®キャノーラ油」350gペットの外箱をSRP化。また、開封部に負荷が掛かり胴膨れやミシン目の破断発生のリスクがあったが、積載時に掛かる荷重を分散させる誘導形状を開発し導入。段ボールの胴膨れを軽減させ流通上の課題を改善。

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日本パッケージングコンテスト
輸送包装部門賞
2020年
UD

簡単開封・陳列ケース

お客さまが店頭で作業しやすいよう、JOYLlogoAJINOMOTOオリーブオイル」、JOYLlogo.webpAJINOMOTOオリーブオイルエクストラバーシン」600gUD工コペットの外箱をSRP化し、外箱にも陳列用トレーにもなる2WAYの簡単開封・陳列ケースを採用しました。※特許出願中

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2019年
ECO UD

フレッシュキープパウチ(UDエコパウチ)

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パウチのガスバリア層に加え、シーラント部分にもバイオマス材を採用した環境配慮型パッケージ。
濡れた手でも開けやすいように、
開封口に滑り止め効果がある特殊なニスを採用。
段ボールをSPR化することにより 箱ごと陳列できるため、店頭での作業負担軽減を実現しています。

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日本パッケージングコンテスト
アクセシブルデザイン包装賞

※シーラント:袋状にするため熱で接着する材料。
※バイオマス材:再生可能な有機性資源のこと。
※SRP:Shelf Ready Packagingの略。カッター等を使わず開封でき、そのまま店頭で陳列できる等の工夫を施したパッケージ。

2015年
ECO UD

160gガラス瓶

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ガラス瓶を従来より軽量化し、さらに瓶の形状を見直すことで瓶同士の衝突を緩和させ外箱の仕切りが不要になりました。
また外箱をコンパクトにすることで積載効率を30%アップ することができました。

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日本パッケージングコンテスト
食品包装部門賞
2014年
ECO UD

UDキャップシリーズ

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2004年から一部商品に導入したUDキャップを全ての家庭用容器に展開しました。
ふたに点字処理を施したほか、油だれしにくい形状に改善し、よりお取り扱いしやすいように工夫しています。

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日本パッケージングコンテスト
食品包装部門賞
ECO UD

400gUDエコパウチ バイオマス仕様

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さとうきびの廃糖蜜を原料としたPETに蒸着※バリアを施しパウチに使用しました。

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第38回木下賞
新規創出部門
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日本パッケージングコンテスト
食品包装部門賞

※蒸着:セラミック等の無機物を蒸発させて素材の表面に付着させる表面処理。

2012年
ECO UD

340gガラス瓶

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瓶のデザイン性を保ちながら持ちやすさに配慮。
外箱の仕切りを削減し、周辺包材を合理化しました。

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ガラスびんアワード
根本美緒賞
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日本パッケージングコンテスト
食品包装部門賞
2011年
ECO UD

バッグインボックス(BIB)のUD化
「ココ持っ手®」、「ソコ持っ手®

お客さまの店舗での作業効率向上のため、業務用のBIB※パッケージのフラップ※に沿って、スムーズに取っ手部が形成されるパッケージを採用しました。
柔らかい素材のPPバンドを採用することで持ちやすく、 また、外箱の貼り合わせテープの素材を見直し、解体しやすくしました。

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日本パッケージングコンテスト
アクセシブルデザイン賞
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※BIB(Bag in Box):段ボールとプラスチック内袋を組み合わせた業務用の液体容器。
※フラップ:段ボールの天面と底面の蓋を指す言葉。

2009年
ECO UD

400gUD工コパウチ(食用油用スタンディングパウチ)

絶妙な曲線「持ちやす力ーブ」と小さな凹凸処理「つぶつぶストッパー」を容器に施し、持ちやすくしました。丸めることで1/10のサイズになり、ごみの大幅な減量を実現しました。

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2008年
ECO UD

600gUD工コペット

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ボトル樹脂の使用量を20%削減し、キャップシールに植物性原料を採用。
中身が減っても持ちやすさを維持するため、ボトル全体を平たくし、ウ工スト部分をシェイプ、落下防止ストッパー(凹み:指スポット)を設けています。また油の量を調整しやすい注ぎ口にしています。

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日本パッケージングコンテスト
触覚識別表示賞
2007年
ECO UD

1000g工コパックス

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食用油の容器として初めて「エコマーク認定」された紙パックを採用。外箱は再生紙を使用し、簡単に解体できるつくりにしました。内袋は小さくたたんで捨てられます。紙パックの持ち手部分を凹ませ、持ちやすさをお助けするという”お助け凹み”で持ちやすく、エンボス加工で滑りにくくしました。印刷には環境に配慮した大豆油インクを使用。

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日本パッケージングコンテスト
ジャパンスター賞
経済産業大臣賞
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第31回木下賞
改善合理化部門
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ジャパンパッケージング コンペティション
リニューアル部門賞
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食糧新聞社賞
優秀機械・資材賞
2003年
ECO UD

つぶせるエコボトル1000g

ボトルの軽量化と簡単につぶして捨てられる形状を採用しました。

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日本パッケージングコンテスト
ジャパンスター賞
社団法人日本マーケティング協会会長賞
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ECO UD

ギフト用フレッシュキープボトル

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非常に硬い皮膜を作るセラミック蒸着の技術を採用し、中身を酸素から保護する「バリアボトル」を業界で初めて導入。

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ジャパンパッケージング コンペティション
(社)日本印刷産業連合会長賞