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商品開発

高品質な商品・サービスによるお客さまへの提供価値向上を目指し、日々、現状に満足することなく商品開発を続けています。

AJINOMOTOオリーブオイルにおける取り組み事例

バリューチェーン全体での品質向上

当社の代表商品でありますオリーブオイル製品は、バリューチェーン(原料~食卓まで)トータルでの取り組みを通して、より一層の価値や安心感の向上に向けた取り組みを日々行っております。

例えば、川上である原料に関しては、より品質の良い商品をお客さまへ提供できるように当社指定サプライヤーからオリーブオイルを購入する際に先行サンプル制をとっており、購入前に当社基準に合致した品質であるか官能面(風味品質)及び理化学分析面の両面から品質を確認しております。

また、川上以外にもお客さまの手元に届くまでの間に、製品の品質劣化が進まないように製造面での取り組みや店頭・家庭内での品質維持に向けた小容量化や新規包材などの取り組みも行い、より一層高品質な商品をお客さまに提供し続ける姿勢で開発業務を行っております。

品質評価レベルの維持向上

自社品質評価レベル維持向上に向けた取り組みとして、官能面では、アメリカ油化学会(AOCS)「オリーブオイル官能評価パネル」認定を2018年8月より5年連続で受けております。また理化学分析面においては、国際オリーブ協会(IOC)のオリーブオイル理化学type A認証を2018年12月に日本企業で初めて取得し、2019年、2020年も継続認定を受けております。また、さらに試験項目数が多い上位認証であるtype B認証を2021年に日本企業で初めて取得、2022年も継続認定を受けております。今後も継続して認証を取得できるように努力し続けます。

鮮度を維持するための容器の改良

本商品は、料理に直接オリーブ油を「かける」といった使用用途の広がりもあり、食卓での使用頻度の向上から、開封後も中身の油の鮮度を維持できるように、従来の瓶包材やPETボトル包材に加えて、使い切りやすい小容量の鮮度キープボトルタイプの商品を加えました。お客さまの容器選択の幅を広げ、更なる市場の活性化を目指しています。


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業務用油脂における取り組み事例

長持ち油

当社の基幹技術であるSUSTEC®︎製法は、元々油に含まれている成分を活かすことで、通常のフライ油よりも長持ちする油を生み出しています。
「色」「臭い」「酸化」を抑制し、油が長持ちすることで、原料(穀物)の使用量を減らすだけでなく、
原料の集荷から輸送、保管、生産工程、包装資材、商品の出荷まであらゆるサプライチェーンにおける活動の抑制につながり、
そこから排出されるCO2を削減します。また、お客さまが使用した後に発生する油の廃棄量も同様に抑えることが可能になります。
業務用油の「長持ち」を、油の素材と、油の使い方、双方から実現するトータルソリューションの提供を実現しています。

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調味油

バターフレーバーオイルシリーズは、独自技術で3タイプのバターの香りとコクを再現しています。市場には、製法や産地が異なり風味が異なる様々なタイプのバターがありますが、弊社では市場のバターを調査して、日本人が本当に好むバター風味を探りました。そしてバター風味を構成している風味要素を分解し、どの要素がよりバターらしい風味に重要なのかを検証した結果、「ミルクのような香りとこく」要素をもつバターが重要な要素であることを見出しました。独自技術によりミルクのような香りと濃厚なコクを再現することに成功し、プレミアバターフレーバーオイルを開発しました。さらにメニューやお好みで選んでいただけるようにタイプ違いとして、トップの香りが強くまろやかなコクを再現したバターフレーバーオイルや、発酵バターのようなリッチな香りとコクを再現した芳醇バターフレーバーオイルがあります。

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スターチおける取り組み事例

~”テクスチャー”をデザインする~

食品の開発において新たなコンセプトを打ち出す際に、”テクスチャー”に関する表現が用いられる場面がますます増えてきており、おいしさをデザインする上で、欠かせない構成要素となっております。

当社では、厳選されたスターチを独自技術で加工することで、ふっくらと口どけの良い”テクスチャー”をデザインできる「TXdeSIGN®ネオトラスト®」を開発しました。従来の保水素材は吸水すると糊っぽさやべたつきが生じてしまいますが、「TXdeSIGN®ネオトラスト®」は、食品本来の”テクスチャー”を活かしながら、自然なふっくら感や口どけ感を演出することができる素材です。

畜肉加工品やお菓子、パン製品を中心に多種多様な用途で活用いただいております。

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